- シニア情報生活アドバイザーマガジン
- (第40号−2007年11月30日)
発行:一般財団法人ニューメディア開発協会
シニア情報生活アドバイザー事務局
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■<目次>■
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[トピックス]
●「シニアネットフォーラム21in東北」盛況裡に終了
●「シニア情報生活アドバイザー養成講座の実施費を助成します
●アドバイザーのためのスキルアップ講座「Windows Vista」セミナー受付終了
[アドバイザーの活動紹介]
●パソコンを通じて人の輪づくり
−柴田 忠志さん−
[シニアネット/養成講座実施団体訪問]
●養成団体誕生のきっかけは、人のつながりとタイミング
−「e-とぴあ・かがわ(情報通信交流館)」−
[スキルアップ講座]
●お薦めのソフトウェア PICASA
[参考情報・資料]
●年賀状を出す人の約8割は「パソコンでデザインしてプリント」
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■トピックス■
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●「シニアネットフォーラム21in東北」盛況裡に終了
「シニアネットフォーラム21in東北」を、去る11月5日、6日の二日間に亘
り、宮城県仙台市の仙台市民会館で開催致しました。
定員を上回る多くの方々にご参会頂き、特に梅原仙台市長にご臨席頂くなど、大
変盛況のうちに終えることが出来ました。
交流広場も16団体・企業から展示を戴き過去最大となりました。
このフォーラムで得られたことが、皆様の今後の活動の中に脈々と流れ続けるこ
とを期待致しております。
なお、当日の実施内容につきましては、現在速報として、当協会のHPに掲載致
しておりますのでご覧頂ければと思います。
今後とも、「皆様の、皆様による、皆様のためのシニアネットフォーラム21」
を目指し、更なる充実を図って参ります。
この度、献身的なご協力を頂いた「仙台シニアネットクラブ」の皆様はじめご支
援頂いた多くの関係者の方々に厚くお礼申し上げます。
速報のURLは次の通りです。
http://www.zundanet.co.jp/seniornetclub/snf21tohoku/foram-sokuhou/index-sokuhou.htm
●「シニア情報生活アドバイザー養成講座の実施費を助成します
ニューメディア開発協会では、現在、「平成19年度シニア情報生活アドバイザ
ー養成推進事業」を実施しております。
シニア情報生活アドバイザー資格を取得し地域のために貢献したいとする多くの
シニアの意欲に応えるべく、養成講座実施団体には趣旨をご理解いただき、積極的
に本事業を活用され、養成講座を開催されるよう期待致しております。
本事業への応募等については、当協会のシニア情報生活アドバイザー専用ホーム
ページをご覧ください。
URLは次の通りです。
http://www.nmda.or.jp/mellow/adviser/hojyo.html
●アドバイザーのためのスキルアップ講座「Windows Vista」セミナー受付終了
シニア情報生活アドバイザーの皆様のご要望にお応えし、シニア情報生活アドバ
イザーの方々を対象にスキルアップ講座「Windows Vista」のセミナーをマイクロソ
フト社のご協力を得て、全国的に進めて参りました。
皆様の意欲は大変高く、当初計画の10件に達しましたので一応受付を終了致し
ます。
開催は文字通り全国に渡り、室蘭市、仙台市、福井市、大阪市、湖南市、京都市、
高松市、徳島市、松山市、沖縄市の10カ所に東京都を加え、計11カ所となりま
した。
お申し込み、有り難うございました。
なお、当協会と致しましては、今後とも皆様のお役に立てるような企画を進めて
参りたいと考えております。
今後とも、どうぞよろしくお願い致します。
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■アドバイザーの活動紹介■
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●パソコンを通じて人の輪づくり
−柴田 忠志さん−
2006年春、香川県高松市シンボルタワー内4〜5F香川の情報発信拠点
「e-とぴあ・かがわ」(情報通信交流館)に於いて、かがわ情報化推進ネットと言
うクラブを立ち上げ代表として楽しく人間関係の構築に勤めております。
会員数23名の内8名がシニア生活情報アドバイザーの認定者でこの8名を中心
に、月に1度の定例会を開き会員同士のスキルアップを図っております。
当然の事ですが、レベルの違いがありますので、日常生活においてパソコンを便
利な道具として使えるように、共に教え合い学び合う精神で頑張っています。
先日、ニューメディア開発協会の村岡部長とお逢いした折、職場では「教育」と
言う言葉を「共育」として取り入れて、教える側も教えられる側も共に育っていく
のですと仰っておられましたが、この言葉には私も凄く共感するところがあり、早
速クラブ運営の方向付けとして取り入れさせて戴いております。
貴重なお言葉をありがとうございました。
私は徳島県出身者で8年ほど前に仕事の関係で香川県に転居して参りました、
当事は知り合いも無く転居後1年ぐらいは徳島の友人や妹と電話で連絡をとって
いましたが電話代が馬鹿にならないので、パソコンでメール連絡をする為にパソコ
ンを始めました、
幸いにも徳島にはパソコン教室を開いている後輩や富士通オフィスに勤める後輩
が居たので香川県で無料のIT教室に通いながら解らない所は徳島へ行った時に後輩
に教えてもらって何とかパソコン操作が人並みに出来るようになりました。
そんなことから、自分が得た知識を少しでも多くの人達と共有したいと言う気持
ちが芽生え(財)香川情報化推進機構の地域ボランティア養成講座を受け財団の主
催する養成講座で補助員としてお手伝いさせて頂いておりましたが、財団が解散す
ることが決まり、当時、補助員としてお手伝いをしていた仲間達とシニア生活情報
アドバイザーの認定試験を受け財団解散後、財団の名称の一部を譲り受けると共に
財団の「情報化をみんなのために」の意思を引き継ぎ将来の地域ボランティア養成
に励んでおります。
現在は個人的にe-とぴあ・かがわに於いて、これからパソコンを始めようとして
いる初心者を対象にした「はじめましょう教室」と言う講座で電源の入れ方から終
了まで、またペイントによるお絵かきやマウスの練習ソフトを使ったり、メモ帳で
文字入力の初歩の初歩をお手伝いさせて頂きながら、パソコンの楽しさを出来るだ
け多くの方に広めるべく努力しております。
また、ICTサポーターやインタープリターの認定を受け「e-とぴあ・かがわ」
が主催する各種講座においてサポーターとしてお手伝い出来るように頑張っており
ます。
お陰で7年前までは知り合いが一人も居なかった香川県に今ではパソコンを通じ
多くの仲間が出来ました、
これからも微力ではありますが地道にパソコンの輪、人の輪を広げていく所存で
す。
パソコンとは人が使うもの人に優しくなくてはいけません、パソコン恐怖症の人
を一人でも無くすように底辺にも、もっと目を向け自分の知識が、過っては自分自
身がそうであった初心者の人達に少しでもお役に立てば幸いです。
シニア情報生活アドバイザー
柴田 忠志(香川県)
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■シニアネット/養成講座実施団体訪問■
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●養成団体誕生のきっかけは、人のつながりとタイミング
思い起こせば2年前、徳島のNPO法人いきいきネットとくしまさん開催の養成講座
見学のお誘いを受けました。
そのころはまだ香川県には養成団体はなく、まずは先輩のいきいきネットとくし
まさんからアドバイスを頂くための訪問でしたが、その際、香川県第1号のアドバ
イザーの誕生に立ち会うことになりました。
その後、いきいきネットとくしまさんのお力沿いにより、香川初の養成講座が開
催でき、アドバイザーも一気に16名に。
今年4月から本格的に始動、2回の養成講座を実施し、新しく8名の仲間が増えま
した。
養成団体が県の施設という全国的にも珍しいケースですが、大きな活動拠点をす
でに持ち、県との連携も今後視野に入れて活動できるメリットがあります。
また「友の会」を結成するなどして、アドバイザー同士の情報共有を図っていく
予定です。
まだ養成団体としては歩き始めたばかりですが、10月には
「Windows Vistaセミナー」を開催、多くのアドバイザーが参加しました。
また11月の「シニアネットフォーラム21in仙台」へも参加し、全国のアドバ
イザーの活動を垣間見る良い機会を得ることができました。
来年1月には3回目の養成講座も控え、養成団体としての課題である「アドバイ
ザーの活動機会」を増やすことに尽力し、それが県民の情報化活性につながること
と信じております。
シニア情報生活アドバイザー養成講座実施団体
「e-とぴあ・かがわ(情報通信交流館)」
西澤 一弘
http://www.e-topia-kagawa.jp/
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■スキルアップ講座■
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●お薦めのソフトウェア PICASA
私は、画像管理ソフトについては、デジカメを買うと付いてくるソフトやフリー
ソフトをはじめ市販されているソフトを、今までにたくさん使用してみました。
それぞれに特徴があり、良い点と使いにくい点がありましたが、使い易さ、軽快
さ、機能の豊富さ、画像の美しさなどの総合面で「PICASA」を第一にお薦め
します。
PICASAは、Googleが無料で提供しているソフトウェアで、PCにあるすべ
ての画像データを、素早く整理してくれ、なおかつ画像の補正や編集、Webへの
アップロード、CD作成などができる多機能な画像管理ソフトです。
1.画像の取り込みと整理・管理
PICASAをインストールし、起動すると自動的にハードディスク内に保存さ
れている画像をスキャンし、サムネイルを作成して、フォルダー名と共に日付ごと
に区切られたアルバムに時系列で整理日付ごとに分類してくれます。
また、PICASAを起動するたびに、新たに取り込まれた画像も自動的に探し
出し、自動的にアルバムに時系列を維持して追加されるので、すべての画像を一元
で管理できます。
PICASAでは、次の種類の画像と動画がスキャンの対象とされます。
・画像ファイルの種類: JPG、GIF、TIF、PSD、PNG、BMP、RAW
・動画ファイルの種類: MPG、AVI、ASF、WMV、MOV
サムネイルの表示されるビューはライブラリーと呼ばれ、上部にあるボタンを使
用すると、デジカメから直接ライブラリーへ画像を追加したり、スライドショーを
実行したり、検索したり、画像をCDへ保存することができます。
画像にラベルを付けることによって、フォルダーとは別個にグループ化ができま
す。ラベルをつけた画像は通常の閲覧だけでなく、スライドショーやムービーを作
成したり、友達にメールで画像を送る際にも便利です。
2.画像の編集
PICASAの基本編集はボタンで行えます。これらのボタンを使って、画像を
より速く簡単に、切り抜き、赤目修正、コントラスト調整、色合い調整を実行し、
画質を変更することができます。
好きな画像に☆印やコメントを付けられます。作成したコメントは、ウェブ ペー
ジとしてエクスポートしたり、CD でプレゼンテーションを作成したりしても、画像
にそのまま情報として残ります。
3.その他の機能
家庭のプリンタで標準サイズからカスタム サイズまで印刷できます。
また、CD や DVD を使用して、手軽に大切な写真を保存することができます。
まだバックアップされてない画像はPICASAに表示されるので、バックアップ
する画像を重複せずに保存できます。
「ウエブアルバム」ボタンを押すだけで、オンライン・アルバムとしてアップロ
ードでき、仲間との共有ができます。
実際に使用してみて、どの辺が便利で優れているかを列挙してみます。
・透明感のある澄んだ画像を表示してくれる
・自動的にすべての画像のサムネイルを作成して表示
・サムネイルは自由に表示サイズを変更できる
・タイムライン機能を使うと、時系列的に流れるように画像のプレビュー
(サムネイル)を表示してくれるので、目当ての写真を短時間で見つけ出すことができる
・目当ての写真を探し出すのに自分で付けた☆印や、コメントでも検索できる
・画像の加工機能には、傾き調整や赤目処理、自動コントランスト調整、シャープ、モノクロ、セピアといった主要なレタッチ機能が付属しており、使い易いユーザーインターフェースとあいまって初心者でも簡単に高度なレタッチが行なえる
・さらに、画像の加工機能はキャノン、ペンタックス、コニカミノルタ、ニコン、コダックのRAWデータにも対応している
・デジカメ動画、音楽再生にも対応 (フォトストリーやムービーメーカーで作成したものも写真と一元管理できる)
以上、こんな素晴らしいソフトが無料で使えます。Googleに感謝!!
ダウンロードならびに詳細は
http://picasa.google.co.jp/を参照ください。
記:シニア情報生活アドバイザー
塚田 光一(埼玉県)
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■参考情報・資料■
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●年賀状を出す人の約8割は「パソコンでデザインしてプリント」
今年も年賀状を作成する時期になりました。昔は年賀状を書くと言っていました
最近は作成すると言う方が多くなりました。どの位の方がパソコンで作成している
のかの調査報告の記事が掲載されていました。
http://japan.internet.com/research/20071127/1.html(デイリーリサーチ)
※お勧めのサイトがありましたらご提案下さい。よろしくお願いします。