- シニア情報生活アドバイザーマガジン
- (第47号−2008年6月25日)
発行:一般財団法人ニューメディア開発協会
シニア情報生活アドバイザー事務局
======================================
■<目次>■
======================================
[トピックス]
●シニア情報生活アドバイザー養成講座実施費を助成
●自治体との協働による「地域ITリーダー養成事業」を開催
●Windows Vista対応のテキストを10月からの提供開始
●2008年度アドバイザー登録更新について
●平成20年度のシニアネットフォーラム21の開催について
●平成19年度開催「シニアネットフォーラム21in東北」の報告書を公開
[アドバイザーの活動紹介]
●IT Basic 講習の講師を体験 −松林 英樹さん−
[参考情報・資料]
●ウイルス対策ソフトの実力診断
======================================
■トピックス■
======================================
●シニア情報生活アドバイザー養成講座実施費を助成
ニューメディア開発協会では、今年度も皆様のご要望にお応えするために財団法
人JKA(旧財団法人日本自転車振興会)のご支援を得て「シニア情報生活アドバ
イザー養成推進事業」を実施致しております。
シニア情報生活アドバイザー資格を取得し地域のために貢献したいとする多くの
シニアの意欲に応えるため、養成団体様には、積極的は活用を期待致しております。
今年度はより活用しやすいよう、改訂を致しております。本事業への応募等につ
いては、当協会のシニア情報生活アドバイザー専用ホームページをご覧ください。
URLは次の通りです。
http://www.nmda.or.jp/mellow/adviser/hojyo.html
●自治体との協働による「地域ITリーダー養成事業」を開催
今年度になって新たに養成団体「NPO法人栃木県シニアセンター」が栃木県と
の協働で「地域ITリーダー養成講座」が行われることになりました。
今回は、養成数は20名で受講料の半額が県から補助されることになっておりま
す。
また、ほぼ確実なものとして、近いうちにもう1件新たに同様の事業が誕生する
見込みになっております。
なお、愛媛県、熊本県、徳島県、松本市等で引き続き養成事業が行われることに
なっております。
今後とも、自治体と養成団体との協働による各種事業が拡大されることを期待致
しております。事務局として、できる限り、養成団体様のお手伝いをさせて頂きま
すので、よろしくお願い致します。
●Windows Vista対応のテキストを10月からの提供開始
Windows Vista発売からほぼ1年半、タイミングを見て参りましたが、10月から
Windows Vista対応の養成講座が出来るよう、新しいテキストをご提供致します。
Vistaによる養成講座を行う場合、講師の方には若干の事前準備が必要になろうか
と思いますので、テキストは8月後半にはご提供出来ればと考えております。
10月からVistaでの養成講座をお考えの養成団体には事務局まで早めにご連絡い
ただければと思います。
なお、10月からの養成講座はVista版で行うか、XP版で行うかは、実施届にて
都度指定していただくことになります。
●2008年度アドバイザー登録更新について
2008年の更新は原則4月末を期限として行っていただいておりますが、養成
団体や更新対象者の方々のご都合やご要望等を考慮し、現在も随時受け付けており
ます。
お問い合わせ等ございましたら、アドバイザー事務局までご連絡をお願いいたし
ます。
アドバイザー事務局のメールアドレスは次の通りです。
sa@nmda.or.jp
●平成20年度のシニアネットフォーラム21の開催について
現在、財団法人JKA(旧財団法人日本自転車振興会)のご支援を得て、平成
20年度「シニアネットフォーラム21」の開催準備を鋭意進めております。
既報の通り、今年度は大阪市と東京都と、年2回開催致します。
大阪市での開催は「シニアネットフォーラム21in関西」とし、大阪産業創造館
で11月6日(木)に実施致します。
東京での開催は「シニアネットフォーラム21in東京 2009」とし、平成
21年2月26日、27日の二日間、日本青年館で開催致します。
皆様の活動にお役に立てるよう、一層充実した内容にしていく所存でおりますの
で、皆様のご参加を、よろしくお願いいたします。
●平成19年度開催「シニアネットフォーラム21in東北」の報告書を公開
このほど、昨年の11月、仙台で行われました「シニアネットフォーラム21in
東北」の報告書(全文)を当協会のアドバイザー専用ホームページに掲載致しまし
た。
皆様の今後の活動の参考にしていただければ幸いです。
是非、ご覧ください。なお、URLは次の通りです。
http://www.nmda.or.jp/mellow/adviser/tohoku.pdf
======================================
■アドバイザーの活動紹介■
======================================
●IT Basic 講習の講師を体験
−松林 英樹さん−
この4月と5月、某公的機関での“IT Basicとビジネス・マナー”の講師を短期間
ではありましたが経験しました。
その内IT Basicについては、対象機関の関係からインターネットの接続が許さな
い環境でしたので;
1.Windows XP
2.Windows Word 2003
3.Windows Excel 2003
の現在でもデファクト・スタンダードになっていると考えられる上記3つのみの講
習と訓練となりました。
講習受講者の年齢は20代〜60代と幅広く「パソコン(IT関係)利用」の経
験なし、またはほとんど無い方々が対象でした。
講習テキストはあらかじめ提供されていて、それに沿ったカリキュラムの事前準
備にかなりの時間を割き万端整えての開講としました。
特に、最初の「Windows XP」を如何にやさしく受講者の目線で導入できるかが、
その後の「Word」「Excel」の講義の興味につながるものと判断し、そのWindows XP
講習の導入として、これまでの経験も生かし;
1− IT Basic講習の“たった一つの目的”を共有
2− コンピューターの歴史
2−1.1940年代のコンピューターからパソコン誕生まで
2−2.コンピューターの基礎原理とバイト(byte)の誕生
2−3.パソコン開発の歴史と変遷
3− パソコンの中身を覗いてみよう!
4− マウスとキーボードの機能と訓練
ここでは、ほぼ一日を割いて「マウスとキーボード」の操作を主にXPの
「メモ帳」を使い操作訓練をした。
この後、Win.XPのテキストに沿った講義と訓練(練習問題など)に入りま
したが、上記のイントロは、とっつきにかったパソコンに対する考え方やアレルギ
ーを和らげることに役立ったと思われます。
これにより、Word 2003とExcel 2003は、これまでパソコンとは縁の無かった人達
とは思えないほどの興味と参加意欲が示され講義終了後の感想文を読ませて貰った
記憶から判断する限り一つの効果の高い講習モデルになったのではと思っておりま
す。
全体の講義(計5日間)では、前日の「振り返り(おさらい)」を当日講義の前
に必ず実施したことも受講者に安心と理解を助ける方法ではなかったかと考えてお
ります。
これからは、Windows XPの後継をもとにした講義の必要性も考えられますが、
基本的には今回の手法は参考になり、また現在パソコンを使ってはいるが基礎知識
の十分ではない既存のパソコン・ユーザーへの講義への活用も有効かと考えていま
す。
シニア情報生活アドバイザー 第00-1896
松林 英樹 (栃木県)
======================================
■参考情報・資料■
======================================
●ウイルス対策ソフトの実力診断
最近では、ウイルス対策ソフトをはじめセキュリティ対策ソフトを導入していな
い方は少なくなりました。
「セキュリティ対策ソフトを購入したいのだが」と良く聞かれるようになりまし
た。以前と比べて値段も安くなりましたので、是非購入してくださいと言えるよう
になりました。そのうえ3台までインストール可能の製品も売られていますので便
利になりました。
しかし、どのソフトを推薦するかとなると悩んでしまいます。
性能の面、使いやすさの面、値段の面なとが推薦の判断になりますが、私が推薦
する場合は自分で使用しているソフトにしています。理由は簡単で、使い慣れてい
るソフトだと、後のフォローがし易いからです。
セキュリティ対策ソフトは、毎年、アップデートがおこなわれています。その都
度、更新契約が必要になりますので負担も大変です。
それに、セキュリティ対策ソフトは、使い勝ってだけでなく、どれだけの効果が
あるのだろうか、の疑問も生じることがあります。
セキュリティ対策ソフトを入れ替えてみるとよく分かります。以前のソフトでは
検出しなかったスパムなどが、入れ替えたソフトでは検出されたようなことがある
からです。
また、Web上からのセキュリティ・チェックをおこなってみるとよく分かりま
す。
Web上からセキュリティ・チェックできるサイトは下記にあります。
マカフィー・フリースキャン
http://www.mcafee.com/japan/mcafee/home/freescan.asp
@niftyウイルスチェックサービス
http://www.nifty.com/security/vcheck/
Pandaのオンラインウイルススキャン・駆除及びスパイウェア検出ツール
http://www.pandasoftware.jp/activescan/index.html
トレンドマイクロのオンラインウイルススキャン
http://www.trendflexsecurity.jp/security_solutions/housecall_free_scan.php
シマンテック・セキュリティチェック
http://www.symantec.com/region/jp/securitycheck/index.html
カスペルスキーオンラインスキャナ
http://www.just-kaspersky.jp/products/try/onlscan.html
なお、Web上からのセキュリティチェックを行う場合は下記の件について注意
して下さい。
1.インストールされているセキュリティソフトの動作を止めてから行う。
2.セキュリティチェックは同時に重複して行わない。
3.購入を勧めるサイトを表示させるものもあるので良く読むこと。
4.チェックに時間がかかるので作業の無い時間帯に行うこと。
5.検出されても慌てない。結果がレポートで表示されている場合はメモしておく
こと。
注:インストールされているソフトで検出し隔離されたものをセキュリティチェ
ックで検出され警告されることがあります。
参考:インストールされているセキュリティ対策ソフトでチェックする場合は、
セーフモードで起動してから行うと、より完全なチェックをすることがで
きます。
ウイルス対策ソフトの実力診断が、日経BP社のPC Onlineに参考になる実証結果が
報告されていました。
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/NPC/20071129/288343/
※お勧めのサイトがありましたらご提案下さい。よろしくお願いします。