- シニア情報生活アドバイザーマガジン
- (第51号−2008年10月24日)
発行:一般財団法人ニューメディア開発協会
シニア情報生活アドバイザー事務局
======================================
■<目次>■
======================================
======================================
■トピックス■
======================================
●「シニアネットフォーラム21in関西」開催まであと半月、参加申込み急いで
「シニアネットフォーラム21in関西」(11月6日、大阪市の大阪産業創造館
にて)開催まであと半月になりました。
皆様が参加しやすいように当日まで受け付けることに致しましたが、会場の都合
もありますのでお申し込みを急いで頂ければと思います。
是非、ご近所の方やお友達等お仲間をお誘い頂き、お気軽にご参加ください。
皆様のご来場をお待ちいたしております。
なお、「シニアネット交流広場」へのご出展につきましては、お陰様で全て埋ま
りました。有り難うございました。
参加申し込み等詳細につきましては、当協会のHPまたはシニアネットフォーラ
ム21事務局HPをご覧ください。
当協会のHPのURL
http://www.nmda.or.jp/mellow/adviser/
シニアネットフォーラム21事務局のHPのURL
http://osaka-senior.net/snf/
●新しい養成講座テキスト完成! 今後、Vista版かXP第3版を選択
かねてご案内させて頂きました通り、この程新しいテキストが出来上がりました
ので、これから実施をご計画いただく養成講座から新しいテキストに移行させて頂
くことに致します。
今後は、Vista版かXP新版(第3版)のどちらかをその都度、養成団体様の状
況に応じて選択して頂くことになります。
詳細につきましては事務局より各養成団体様に順次ご案内させて頂きますので、
どうぞよろしくお願い致します。
なお、価格はこれまでと同額に据え置くことに致しました。
●シニア情報生活アドバイザー養成講座実施費を助成中。一層の活用を!
現在、皆様のご要望にお応えするために財団法人JKA(旧財団法人日本自転車
振興会)のご支援を得て「シニア情報生活アドバイザー養成推進事業」を実施致し
ております。
多くの養成団体にご活用頂けるよう枠を増やしておりますので、多くのシニアの
意欲にお応えできるよう、養成団体様には積極的は活用をお願い致します。
本事業への応募等については、当協会のシニア情報生活アドバイザー専用ホーム
ページをご覧ください。
URLは下記の通りです。
http://www.nmda.or.jp/mellow/adviser/hojyo.html
●研究成果レポートNo.21、No.22でアドバイザーの活動を紹介、ご活用下さい
アドバイザー事務局は、この春発行いたしました当協会の公式機関誌「研究成果
レポート」 2008.3 No.21『シニア情報生活アドバイザー特集号』を、本制度の認
知度向上や皆様の活動を広く周知徹底させるために、皆様の地元の県庁や市役所等
の関係部署に配布を行っております。
また、この程新たに発行されたNo.21では2つの養成団体のシニア情報生活アド
バイザーの活動状況を紹介させて頂きました。
●2008年度アドバイザー登録更新、延長について
2008年の更新は原則08年4月末を期限として行っていただいておりました
が、養成団体や更新対象者の方々のご都合やご要望等を考慮し、現在も随時受け付
けております。
お問い合わせ等ございましたら、アドバイザー事務局までご連絡をお願いいたし
ます。
アドバイザー事務局のメールアドレスは次の通りです。
sa@nmda.or.jp
======================================
[シニアネット/養成講座実施団体訪問]
======================================
●新しいスタイルの住民参画のまちづくりを目的に活動
★東上まちづくりフォーラムは、新しいスタイルの住民参画のまちづくりを目的に、
平成14年に立ち上げたNPO法人です。
「東上」とは、池袋から埼玉県を北西に走る東武東上線に由来した名前ですが、
現在の活動範囲はほぼ埼玉県全域をカバーしています。
こうした通勤沿線の住民は、時に「埼玉都民」といった言い方がなされるように、
自分たちの住む“まち”とのつながりは少ないのが現状です。
退職後“まち”にいる時間が長くなる団塊世代、お年寄り、さらには在宅ワーカ
ーなどが、“まち”に対して関心を高め、互いにサポートし合いながら、社会参加
や地域活動を行う場を作り出すことが私たちのねらいです。
★このような目的のもとに、現在、いくつかのプロジェクトが活動をしていますが、
その中でもっとも特徴的なものが、埼玉県・団塊世代活動支援センターとの協働
事業としてスタートした、『ビジネス助っ人隊』です。
助っ人隊メンバーには、東京を中心とする企業を退職した人が多く、そこで長年
培った経験や人脈を、今度は地元企業の発展に活かしたいと希望しています。
助っ人隊では、営業助っ人隊、コンサル助っ人隊、経営研修助っ人隊などの
専門隊を組織、それぞれの専門分野で企業や県・市町村を支援しています。
★パソコン・IT助っ人隊もそうした専門隊のひとつで、メンバーの得意分野も
多岐にわたっています。
これまでに以下のような事例を手がけ、活発に活動しています。
・総務省の情報通信人材研修事業【Webアクセシビリティ研修】
・埼玉県NPO協働提案事業【彩の国商業IT革新塾】
・ホームページ制作
・ネットワーク、LANの構築
・情報システム構築コンサル、など
これまでの活動領域は、どちらかと言えば地元の中小企業やSOHO(個人事業者)などを対象とした技術的・専門的な分野に限られていました。
★私たちは4ヶ月前、シニア情報生活アドバイザー養成講座の活動を開始しました。
パソコン・IT助っ人隊の活動をさらに広げ、ITの活用によって地域住民、特
に高齢者の生きがいづくりを支援するテーマにも取り組むこととしました。
これは、社会参加や地域活動を通じて“住民参画のまちづくり”を目指そうとす
る、東上まちづくりフォーラムの目的にも合致するものです。
メンバーに資格を取得した人がいたので、その人を講師に、まず助っ人隊の中か
らアドバイザーを養成することを始めました。
技術専門分野では自信をもっている者ばかりですが、お年寄りにやさしく教える
というスキルの学習では、予想以上に悪戦苦闘を強いられました。
ともかくも4名のアドバイザーを輩出することができました。
★今後はこの活動を「IT活用による高齢者の生きがい創出」として、以下のよう
な事業を進める予定です。
単にパソコンの操作を覚えるだけでなく、それを活用しどうやって生きがいにし
ていくかが大きなテーマです。
@高齢者向けIT講座の実施
A講座修了者に対するヘルプ
B講座修了者による生きがいネットワークづくりの支援
具体的には、市町村や他のシニア情報生活アドバイザー関連団体と連携しながら、
一歩ずつ活動を推進していきます。
NPO法人東上まちづくりフォーラム
事務局/理事 三宅 照一
ホームページ
http://www.tojocity.org/
======================================
■スキルアップ講座■
======================================
●レコードをCDで聴いてみよう
古い大切なレコードを気楽に聴きたい。大切なレコードは残しておきたい。
レコード針の入手が難しいのでCD化して気楽にレコード音楽を楽しみたい。
という人の為に最適です。
団塊世代の方が、ITをより身近に感じていただきたいと思います。
アナログの音をCDにするので、レコードだけでなく、カセット、FM/TVの
音楽番組でもCD化できます。
1.アナログ入力機器
・ONKYO USBディジタルオーディオプロセッサー SE-U33HUBを使います。
アナログオーディオ信号をUSB信号に変換し、パソコンのUSB端子から入力しま
す。
動作環境:●OS:Windows98/2000/XP
●CPU:MMX(R) Pentium(R) 166MHz以上
●RAM:32MB以上推奨
●ハードディスク:20MB以上の空き容量
本器は発売当時定価2万円でした。現在は同等器のSE-U33GXが1万円位で
販売されています。
パソコンにライン入力端子がある場合はそれを利用
してもいいのですが、よりノイズの少ない録音を希望する場合は、本器のよう
なUSB機器を用い、パソコンから離してアナログ信号を入力する方がより質の
高い記録ができます
2.音楽の編集ソフトをインストール(フリーソフト)
SoundEngine Free を下記サイトからダウンロードします。
http://www.cycleof5th.com/products/soundengine/
このソフトは以下のような機能を持っています。
・音楽ファイルの録音
・音楽ファイルの再生
・音楽ファイルの編集
カット
フェードイン
フェードアウト
他
・レコードからの録音から編集まで、このアプリケーションを使います。
3.アナログの音をパソコンに取り込み音のファイルを作る。
・録音デバイスをUSBオーディオに変更し、赤い丸の録音釦をクリックすると
即、録音が開始します。
・録音レベルの調整 過大 / 小さすぎとならないように注意します。
・取り込む音のファイルは xxx.wav という非圧縮オーディオファイルです。
・非圧縮なので、1分間のアナログ音楽が約10Mbyteのサイズとなります。
・CDーRは650Mbyte / 700Mbyteの容量ですので
約65分〜70分の記録ができます。
4.音のファイルの編集
・このままCD化してもいいのですが、CDのクイックアクセス性を生かすため、
曲間にマークを付け、曲数分の xxx.wav ファイルを作ります
・表示タグ、再生位置にマーク追加でマークが入りますので、曲間のカーソルを
合わせてからマークしてください。
・ファイルタグ、その他の保存、マークで分割保存を選択すると、曲間で分割さ
れたファイルが出来上がります。
5.CDに書き込む
・お手持ちのCD書き込みソフトでxxx.wavファイルをCD−Rに書き込みます。
・オーディオCD作成モードがある場合はそれを使います。
以上で世界でただ1つのCDが完成します。
レコード、放送のCD化は、著作権法によって認められている「私的使用目的の
範囲」での利用をお願いします。
音楽がITを活用する事でより楽しいものになるはずです。
更に工夫をする事で、新しい世界が拡がる事を願っています。
NPO法人 東上まちづくりフォーラム ビジネス助っ人隊
パソコンIT助っ人隊チーフ
シニア情報生活アドバイザー 鈴木徹也