- シニア情報生活アドバイザーマガジン
- (第57号−2009年4月30日)
発行:一般財団法人ニューメディア開発協会
シニア情報生活アドバイザー事務局
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■<目次>■
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[トピックス]
■平成21年度もシニア情報生活アドバイザー養成講座実施費を助成
■2009年度シニア情報生活アドバイザー登録更新について
■当協会の公式機関誌にて『シニア情報生活アドバイザーの活動』を掲載
■今年度も「シニアネットフォーラム21」を熊本と東京で開催
[スキルアップ講座]
● 「外付けHDD」を活用しよう
[参考情報・資料]
●マイクロソフトがWindows XPのメインストリーム・サポートの終了を宣言
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■トピックス■
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■平成21年度もシニア情報生活アドバイザー養成講座実施費を助成
ニューメディア開発協会では、シニア情報生活アドバイザーになって地域で活躍
したいとするシニアの意欲にお応えするため、今年度も「シニア情報生活アドバイ
ザー養成推進事業」を実施いたします。
シニア情報生活アドバイザー養成団体には、趣旨をご理解いただき、積極的は活
用を期待しております。
本事業への応募等、詳細は当協会のシニア情報生活アドバイザー専用ホームペー
ジをご覧ください。
URLは次の通りです。
http://www.nmda.or.jp/mellow/adviser/hojyo.html
■2009年度シニア情報生活アドバイザー登録更新について
2009年の更新は原則5月末を期限として行っております。
但し、シニア情報生活アドバイザー養成団体や更新対象者の方々のご都合等によ
り、それ以降も随時受け付けることにしたいと考えております。
ご相談やお問い合わせ等ございましたら、アドバイザー事務局までご連絡をお願
します。
アドバイザー事務局のメールアドレスは次の通りです。
sa@nmda.or.jp
■当協会の公式機関誌にて『シニア情報生活アドバイザーの活動』を掲載
昨年から、当協会では公式機関誌「研究成果レポート」(年数回発行)に『シニ
ア情報生活アドバイザーの活動』を毎号掲載することとし、これまで全国11養成
団体の活動状況をご紹介させていただきました。
今年度も毎号2養成団体ずつ掲載し、全国に広く皆様の活動をご紹介していくこ
とを企画しました。
皆様には積極的な投稿をお願いいたします。
皆様の日頃の活動のPRの場に、他団体の活動を知り自らの活動に活かす資料等
に効果的にご活用いただければと思います。
日頃おつきあいされております地元の県庁や市役所等へのPRには是非使用して
いただきたいと思っております。
本誌が必要なときにはアドバイザー事務局までお問い合わせ下さい。
なお、今年度は、日頃シニア情報生活アドバイザーの養成に邁進されている養成
団体には発行に合わせて1部ずつ無償で配付いたします。
■今年度も「シニアネットフォーラム21」を熊本と東京で開催
シニア情報生活アドバイザーの皆様の活動に欠かせない場であります「シニアネ
ット」の発展やその普及をめざして、今年度も「シニアネットフォーラム21」を
九州・熊本市と東京と、年2回開催することことになりました。
皆様には詳細が決まり次第、ご案内いたしますので、ご支援ご協力をお願いいた
します。
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■スキルアップ講座■
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●「外付けHDD」を活用しよう
○ HDDの基本
パソコンで最も重要な部品である記憶装置ハードデスクドライブ(HDD)はあ
る時突然に起動しなくなったり、データを失ったりすることが時々あり、パソコン
が使えなくなるという大きなショックに見舞われることがあります。
HDDの基本構造はレコードプレーヤーに類似している。レコード盤に当たる物
がディスク、針に相当する物がヘッド、およびヘッドを駆動するアーム等から成り
立っています。
アームは円盤上を1秒間に最高100回程度の速度で往復でき、これによって円
盤のどの位置に記録されたデータへも瞬時にヘッドを移動して読み取り、書き込み
ができます。
アルミニウムやガラス等の硬い円板(ディスク)に磁性体を蒸着等の方法により
塗布し、データを記録しているのでハードディスクといいます。
また、この円板部分の各面のことをサーフェスと呼ぶ。通常、ハードディスクド
ライブは1枚以上の円板が取り付けられていて、円板の両面または片面に読み書き
します。
容量が同じでも、ディスク枚数が多い方よりも少ない方が故障確率が下がるため
に高性能品とされています。
最近のHDDはディスク直径が3.5インチのものと2.6インチのものがあり回転数
は各7200回転、5400回転が主流です。
アームからキャシュメモリー(2〜32MB)を経由してデータはパソコンに送られま
す。
HDDの価格は最近急激に低下しており。メーカー品でも容量500GBで8000円、
1TBで1万数千円で購入可能です。
○ HDDの利用
HDDの中は、同心円状の「トラック」と、さらに細かな「セクター」によって
区分されています。通常、1セクターの容量は512バイトです。
ファイルシステムは定義されたもので、OSにより異なる。FAT32は98.Me,2000,XP,
ビスタに使われ、ファイルの最大容量は4GB、ドライブの最大容量は32GBです。
新しいNTFSは2000、XP,ビスタの場合はファイルの最大容量は2TB、ドライブの最
大容量は2TBです。
結論から言えば、XPの標準のファイルシステムはNTFSを使うことが多くなってい
ます。
アプリケーションがFATにしか対応していないなど特別な事情がなければ、NTFSを
選択した方が良いです。ファイルへのアクセス記録を保持してファイルシステムの
整合性を保つなど、NTFSの方が信頼性や安定性が高いからです。
ハードディスクドライブはその構造上、耐久性に問題の多い記憶装置であり消耗
品です。
経年変化や衝撃などの理由により障害(クラッシュ)が高頻度で発生し正
常に動作しなくなることがあります。
一見正常に動いているように見えて、一部破
損によってデータが間違ったり、何の前触れも無く動作不能に陥ることもあります。
重要なデータが入っている場合は定期的にバックアップを取るなどの対策が必要
です。
○ 映像の保存やバックアップ
HDDの寿命は永遠ではありません。デジカメの写真等は2度と戻ってきません。
データの多くは「ドキュメン」と、「ピクチャー」に集まっているのでこれらを
コピーしましょう。
メールも必要に応じてコピーしてバックアップしましょう。
初めからDドライブ全部、とかメール全部とか言うと大変なので、部分的に行う方
法から適当なソフトを使って全体バックアップまで考えましょう。
○ バックアップの実例
1.外付けHDDのパソコンへの接続(HDDはBUFFALO HD-CEU2シリーズ500GBを使用し
て説明、他のHDDやMiniHDDでも同じ)
外付けHDDの電源を入れ、USBケーブルでパソコンへ接続します。
2.コンピュータ ドライブを確認
外付けHDDのアイコンを確認します。通常はF:ドライブ等が表示されます。
この場合HD-CEU2(F:)このアイコンをダブルクリックして開く。
3.TurboUSB機能を有効化しNTFSでフォーマット
「DriveNavi.exe」アイコンをダブルクリックし、出荷時FAT32のフォーマットを
NTFSに変更します。
4.フォルダーを作成
ファイルがばらばらになってしまうとバックアップ用のフォルダーを作成して利
用しても良い。フォルダー例(20090305)
5.ファイルやフォルダーのコピー
HD-CEU2(20090305)のフォルダーとドキュメントを並べ必要なファイルをドラッ
グ。ドロップでコピーします。
6.メールもドラッグ
メールのバックアップも必要なものはします。
7.完全バックアップ
BUFFALOの外付けHDDには「完全バックアップ」のソフトが同封されております。
毎週、毎月など定期的にバックアップする機能が備えています。
「BunBackup」及び[ALLBack]等のフリーソフトも利用できます。
(Google等で検索)
○画像をポータブルHDD
デジカメ写真を持ち歩くなら、ポータブルHDDや大きなUSBメモリーに画像ソ
フトViXをコピーしておき外出先のパソコンにポータブルHDDを接続するだけで
スライドショーを楽しんだりできます。
ViXのダウンロード先
http://www.katch.ne.jp/~k_okada/
ダイヤネット 助川 泉
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■参考情報・資料■
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●マイクロソフトがWindows XPのメインストリーム・サポートの終了を宣言
Windows XPのメインストリーム・サポート終了を告知するページ
http://www.microsoft.com/japan/windows/products/windowsxp/future.mspx
4月15日からメインストリーム・サポート(マイクロソフトが提供する標準的
なサポートのこと)は終了しました。
今後、2014年までは、セキュリティ関連の修正プログラムについては無償で入手
できますが、修正プログラムの提供などは有償によるサポートとなります。
有償契約は、メインストリーム・サポート終了後90日以内に契約が必要となっ
ていますので、ご注意下さい。
まだ多くのアドバイザーは、Windows XPを使用しています。
先日、今後使い続けていくうえでの心配について尋ねられました。
セキュリティ関連の修正プログラムは無償で入手できますので、特に、大きな問
題は無いでしょうが、大きな不具合などが生じた場合は困ることになるかも知れま
せんと応えました。
また、販売したメーカーの対応や専門家に頼ることになるでしょうとも応えてお
きました。
アドバイザーの皆さんの、今後の対応について情報提供をお願いします。
今後のサポートについて詳しく知りたい場合は下記を参照
ライフサイクル ポリシー
http://support.microsoft.com/gp/lifepolicy