- シニア情報生活アドバイザーマガジン
- (第148号−2016年11月30日)
発行:一般財団法人ニューメディア開発協会
シニア情報生活アドバイザー事務局
この度、鳥取県中部地震で被災にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
被災地の方々におかれましては、一日も早い復旧がなされますことをお祈りいたします。
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□ <目次>
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[トピックス]
●(重要)来年度からスタートする「高齢者みまもりサービス」の一部を担当
[スキルアップ講座]
●Windows live メールの「アドレス帳」をOutlookに移行する方法
−−− メロウ・マイスター 臼倉登貴雄 −−−
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□ トピックス
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●(重要)来年度からスタートする「高齢者みまもりサービス」の一部を担当
このたび、某社が来年度からスタートする「高齢者みまもりサービス」の一部を
当協会がお手伝いさせていただくことになりました。
つきましては、その事業のお手伝いをシニアネット等各種団体及びシニア情報生
活アドバイザーの方にお願いいたすことになりました。
本みまもりサービスは全国的に行われるものであり、高齢者の利便性及びICT
化の向上に有益であり、当協会としても積極的に取り組みたいと存じます。
某社におかれましては近日中に正式発表される予定であり、その際は改めてお知
らせ申し上げますので詳しいご説明はそれまではご容赦願います。
なお、今回全国的な規模でサービスが実施されるため一部地域においては更に皆
様のご協力を頂きたい地域がございますので、近日中に臨時のメールマガジンにて、
ご協力を賜りたい地域、業務内容、条件等を記したご案内を再度皆様にお知らせい
たす予定でございますので、近日中にお届けする臨時のメールマガジンをお見逃し
なきようお願いいたします。
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□ スキルアップ講座
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●Windows live メールの「アドレス帳」をOutlookに移行する方法
メロウ・マイスター 臼倉登貴雄
前号の参考情報で「Windows live 2012が使えなくなった」ことを掲載しました。
その結果として、Windows liveのデータを他のメーラーに移行させることにしま
した。
移行先のメーラーは、先ず、Outlookを選びました。
※ここで記述している「Windows live」とは「Windows live 2012」のこと、
「Outlook」とは「Outlook 2013」のことです。
取り敢えず移行したのは、Windows liveの「アドレス帳」です。
やり方は下記のとおりです。
1.Windows liveの「アドレス帳」をエクスポートする
1-1 Windows liveの左下にある「アドレス帳」を開く
※ウィンドウの表示形式によって「アドレス帳」の表示箇所や「アドレス帳」と
表記されていない場合があります。
1-2 メニューのツールにあるエクスポートをクリックして“カンマ区切(.csv)”
または“名刺(.vcf)”をクリックします。
※“カンマ区切(.csv)”だと、csvファイルでエクスポートしますので“Excel”
で編集できます。“名刺(.vcf)”だと、vcfの名刺ファイルで一人ひとりデータが
エクスポートします。私は、この機会にアドレス帳を整理したかったので“カンマ
区切(.csv)”を選択しました。
1-3 保存先の指定画面が表示されますので、“参照”ボタンをクリックして保存先
のフォルダとファイル名を記入して“保存”ボタンをクリックします。
※保存先の指定は、“カンマ区切(.csv)”ではcsvファイルが1個ですが
“名刺(.vcf)”ではアドレス帳にある数だけのファイルがエクスポートされます
ので、デスクトップを選ぶと大変なことになります。必ず、エクスポート用のフォ
ルダを作成し指定してください。私の場合、デスクトップを指定してしまったので
千件ぐらいのファイルがデスクトップにエクスポートされ大変なことになりました。
1-4 エクスポート先とファイル名が表示されますので、“次へ”のボタンをクリッ
クします。
1-5 CSVのエクスポート画面が表示されます。ここでは、エクスポートするフィー
ルドを選択し“完了”ボタンをクリックます。
※選択をしないで、そのまま“完了”ボタンをクリックしても良いですが、次に
行うOutlookへインポートする際、インポート先のフィールドを指定する面倒があり
ます。必要のないフィールドはチェックを外しても良いでしょう。私は、アドレス
帳の整理をするために“名前”と“電子メール アドレス”だけを選びました。
1-6 エクスポートしたファイルをExcelで開いてデータが間違いなくエクスポート
されているか確認しましょう。
※私の場合、文字化けになっていたこと、フィールドに入っていないデータ、違
うフィールドに入っていたなどのトラブルがあり、再度、エクスポートをやり直し
ました。
2.OutlookにWindows liveの「アドレス帳」をインポートする
2-1 Outlookの「ファイル」を開き「開く/エクスポート」 → 「インポート/エ
クスポート」の順にクリックします。
2-2 「インポート/エクスポート ウィザード」の画面が開きます。この画面では、
Windows liveの「アドレス帳」を“カンマ区切(.csv)”でエクスポートした場合
は「他のプログラムまたはファイルからのインポート」を選び“次へ”をクリック
します。
※“名刺(.vcf)”でエクスポートした場合は、「vCard(.vcf)」を選びます。
2-3 ファイルのインポート画面が表示されます。csvファイルでエクスポートしま
したので「テキスト ファイル(カンマ区切り)」を選択し“次へ”をクリックしま
す。
2-4 インポートするファイルを指定する画面が表示されます。“参照”ボタンをク
リックしてエクスポートしたWindows liveの「アドレス帳」を指定します。オプシ
ョンは「重複してもインポートする」を選択し“次へ”をクリックします。
※既に登録済みのアドレスがある場合は「重複した場合、インポートするアイテ
ムと置き換える」または「重複するアイテムはインポートしない」を状況に応じて
選びましょう。
2-5 インポート先のフォルダー指定の画面が表示されます。インポート先に“連絡
先”が選ばれていることを確認し“次へ”をクリックします。
2-6 以下の処理を実行しますの画面が表示されます。「“ファイル名”を次のフォ
ルダーにインポートします」にチェックを入れ、右側の“フィールドの一致”ボタ
ンをクリックします。
2-7 フィールドの一致画面が表示されます。この箇所が一番面倒なところです。左
側のインポート元のフィールドと右側のインポート先を一致させなければなりませ
ん。私の場合は“名前”と“メールアドレス”だけのフィールドにしたので、右側
のインポート先の「名前」をクリックして展開させ“名”に左側の“First Name”
をドラッグすると元のフィールドに“名”が表示されました。同じように「電子メ
ール」をクリックして展開させ“電子メール アドレス”に左側の“E-mail”をドラ
ッグすると元のフィールドに“電子メール アドレス”が表示されました。これで一
致が完了したので“OK”ボタンをクリックします。
2-8 以下の処理を実行しますの画面に戻りましたら“完了”ボタンをクリックしま
す。インストールの進行状況とメッセージが表示されインストールが完了します。
2-9 インストールが正しくできたかをメニューの“現在のビュー”にある“名刺”
をクリックして確認しましょう。もし、正しくインストールされていなかったら、
“現在のビュー”にある“連絡先”に戻ってインストールしたデータを選択して削
除し、再度、フィールドの一致などを行ってインストールを行いましょう。
<追記>
ウェブのOutlook メールには、「Windows live メール」の連絡先をインストール
する機能が付いています。
場所は、「設定」 → 「オプション」 → 「連絡先」 → 「連絡先のイン
ポート」です。
2-2で記述した方法で「Windows live メール」の連絡先をエクスポートしたファ
イルを指定するだけでインポートできます。
Windows Live メール」の全メッセージを移行させる方法については次の機会に掲
載します。
なお、アカウントの移行方法については、調べてみましたがありませんでした。
パソコン活用講座やスマホ・タブレット講座では、OutlookやGmailのアカウント
を必要に応じて、こちらで準備したアカウントを使用する関係上、Windows Liveに
全て登録してアカウントの使用状態を保っていたので、アカウントの一括登録がで
きないとなると、一つづつアカウントを手動でOutlookや他のメーラーに登録し直さ
なければならなくなったのです。大仕事になりそうです。
※アカウントの使用状態を保つということは、OutlookやGmailのアカウントには
使用が長期期間ないと使用できなくなることが起こるためです。
それと、GmailアカウントをOutlookに登録したら、Googleにブロックされて登録
できませんでした。
下記のメッセージがGoogleよりメールが送られてました。
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アカウントに危険を及ぼすおそれのあるアプリからの Google アカウント
********@gmail.com へのログインをブロックしました。
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Outlookは、Googleからみたら「アカウントに危険を及ぼすおそれのあるアプリ」
と判定されてしまったようです。
調べてみたら、解決方法は、Gmailの「アカウント」の「ログインとセキュリテ
ィ」にある[安全性の低いアプリの許可]という項目が[無効]に設定されている
のを「有効」すれば良いとのことでした。
早速、設定を有効にしました。
また、GmailのOutlookへのアカウント設定の説明には、IMAP 機能を有効にする
となっていたので、「設定」の「メール転送とPOP/IMAP」タブにある「IMAP アク
セス」の「IMAP を有効にする」をクリックし「変更を保存」をクリックしました。
この作業の結果、GmailアカウントをOutlookに登録できましたが、登録したい
Gmailアカウントに、一々ログインして設定を変更するのも面倒なので、Outlookに
Gmailアカウントを登録するのは止めにしました。
なお、Windows 10の標準メールアプリには、Gmailアカウントの設定変更すること
もなく登録できたので、当面、これで良しとすることにしました。
それに、Windows 10の標準メールアプリに、GmailアカウントやOutlook.comや
Hotmailアカウントを登録するにはメールアドレスとパスワードを入れるだけなので
簡単にできます。
それから、「thunderbird」には、「設定のデータのインポート」機能に
「Windows live mail」の設定などを移行できるものがあるが、実行してみたらエラ
ーが発生と表示されて、移行はできなかった。残念です。
「thunderbird」で試してみたい方は下記を参照してください。
http://penjp.com/50pc_use/pc_use_1_22.html
以上