- シニア情報生活アドバイザーマガジン
- (第99号−2012年10月30日)
発行:一般財団法人ニューメディア開発協会
シニア情報生活アドバイザー事務局
□====================================
■
□ <目次>
■
□====================================
[トピックス]
●マイクロソフト社による「Windows 8」説明会を実施予定
●アドバイザーの「登録申請書」の形式を変更
[スキルアップ講座]
●無料のオンラインストレージを使いこなす
メロウ・マイスター 臼倉登貴雄
[参考情報・資料]
●インストールするだけでパソコンの消費電力を3割削減
「Windows PC 自動節電プログラム」
□====================================
■
□ トピックス
■
□====================================
●マイクロソフト社による「Windows 8」説明会を実施予定
10月26日より「Windows 8」が販売されました。
12月初旬に、マイクロソフト社によるシニア情報生活アドバイザーを対象とし
た「Windows 8」の説明会を実施していただく予定です。
日時等詳細が決まりましたら、「シニアネット交流広場」等でお知らせする予定
です。
●アドバイザーの「登録申請書」の形式を変更
このたび当協会では「シニア情報生活アドバイザー」に関する情報管理をマイク
ロソフト社のクラウド型「会員管理システム」を利用することにしました。
それに伴い新規の「シニア情報生活アドバイザー」の登録申請の際に必要な「登
録申請書」を従来のワード形式からExcel形式に変更いたします。
11月1日より新形式の様式を下記ホームページに掲載いたしますので、以降に
申請書を提出される場合には、Excel形式の申請書の提出をお願いいたします。
新「登録申請書」掲載先
http://www.nmda.or.jp/mellow/adviser/24ma/ma.html
様式5 が登録申請書です。
□====================================
■
□ スキルアップ講座
■
□====================================
●無料のオンラインストレージを使いこなす
メロウ・マイスター 臼倉登貴雄
10月26日に新しいOS「Windows 8」が発売されました。
早速、家電量販店に新しく登場したパソコンはどんなものなのか実物を見たくて
出掛けてきました。
製品が並べられたコーナーは、凄い人並みでじっくり見ていられない状態でした。
一応、買いたい機種は決めていましたが、急ぐことは無いので買わずに帰って来
ました。
タッチパネル仕様の「Windows 8」出現で、「パソコンの環境が様変わりした」と
言えるでしょう。
欲しいと思った機種は、タブレット使用とキーボード使用が可能なもので、スペ
ックも高く魅力的なものです。
只一点、気になっているのは、ハードディスクがSSD([エスエスディー]は
「Solid State Drive(ソリッド ステート ドライブ)の略称)仕様だとだと言
うことです。
SSDはフラッシュメモリにデータを記憶しているため、HDDに比べると時間
のロスがなく高速なデータ処理が可能で、そのうえ軽くて、低電力消費なので良い
ことばかりですが、値段がHDDに比べると高いのが特徴です。
そのためか、欲しい「Windows 8」仕様のパソコンは、記憶媒体が128Gの
容量のものが値段が一番安く、256Gの容量のものはが一番高いものとなって
いました。
現在使用しているノートパソコンのハードディスクの容量は500Gですので、
それから比べると容量がはるかに少なくなってしまいます。
システムとプログラムの容量だけでも100G位ありますので、同じ環境で使用
するとデータ保存に使用できる容量は極端に少なってしまいます。何らかの対策が
必要です。
そこで、不足する容量の対策としては、ipadで使用しているオンラインストレー
ジ(オンラインで利用できる外部記憶装置)をタブレット型パソコンでも使用する
のが最良の結論といたしました。
私が現在使用しているオンラインストレージを下記に紹介いたします。
1.Dropbox
10年位前から使用しているストレージで便利に使用しています。
無料で使用できる容量は2Gまでです。
1ファイルのアップロード容量は300Mです。
使用方法は、専用のソフトをインストールすると、ローカルフォルダに専用のフ
ォルダが作成されるので、そこにファイルをドラッグ&ドロップすれば、自動でア
ップロードしてくれます。
WEB上からも操作できますし、スマホやタブレットのアプリも公開されていま
すので各デバイス間でのデータの共有に利用しています。
スマホやタブレットは、データ容量が少ないので手放せないものとなっています。
また、ファイルやフォルダにURLを付けることもできますので、URLを他の
人に送付してファイルの表示やファイルのダウンロードをすることが可能になりま
す。
メールに添付できない容量のファイルを送るときに利用しています。
また、複数の人に送付する場合にも使用しています。
詳しくは下記を参照してください。
http://www.dropbox.com/
下記のリンクからDropboxに登録すると500 MB のボーナス容量が登録した人と私
にもらえますのでご利用下さい。
http://db.tt/Z9B6SZ0u(短縮URL)
2.SugarSync
無料で使用できる容量は5Gまでです。
1ファイルのアップロード容量は100Mです。
サービスの内容はDropboxと似ていますので省略します。
私が使用していて他のストレージに無いサービスがあります。
それは、ファイルのURLをダウンロード用のリンクとしてホームページに貼り
付けておくと、そのURLからのダウンロード数がカウントされて表示してくれる
ことです。これは、アクセス管理に大変役に立っています。
詳しくは下記を参照してください。
http://www.sugarsync.jp/
下記のリンクからSugarSyncに登録すると500 MB のボーナス容量が登録した人と
私にもらえますのでご利用下さい。
http://bit.ly/VVGYM1(短縮URL)
3.SkyDrive
マイクロソフト社が提供しているオンラインストレージです。
無料で使用できる容量は7Gまでです。
※以前は25Gまで無料で使用できていたのですが残念です。
1ファイルのアップロード容量は300Mです。
使用するには、hotmailやliveの登録が必要です。
最近、Webサイトのデザインがタブレット向けに変えらることができるように
なりました。
縮小表示にすると画像がサムネイル表示されスライド表示もしてくれるようにな
りました。
ドラッグ&ドロップでのアップロードやファイル共有機能や指定した人からのフ
ァイルアップロード機能もあります。
SkyDriveのアプリ「SkyDrive for Windows」をインストールするとエクスプロー
ラに専用のフォルダが表示されますので便利です。
「SkyDrive for Windows」のダウンロード先(Windows 7用、Windows XPにはイン
ストールできない)
https://apps.live.com/skydrive/app/9a65e47d-606a-4816-a246-90f54bf7a3ea
Windows XPの場合は下記(窓の杜)から「SDExplorer」をダウンロードして使用
して下さい。
http://www.forest.impress.co.jp/lib/sys/hardcust/virtualdrv/skydrvexplor.html
※URLが長いので下記の短縮URLをご利用下さい。
http://bit.ly/UrJCps (短縮URL)
インストールしアカウント登録するとマイ コンピュータに専用のフォルダが作成
されます。
スマホやタブレットのアプリも公開されていますので、データの共有に多いに利
用しています。
Microsoft Office 2010やWindows live との連携もあり作成したデータを直接
skydriveへアップロードすることやダウンロードとして編集することが可能です。
SkyDriveの詳細は、下記を参照して下さい。
http://skydrive.live.com/
4.Google Drive
Googleが提供しているオンラインストレージです。
無料で使用できる容量は5Gまでです。
1ファイルのアップロード容量は10Gまでです。
登録するには、Googleのアカウントが必要です。
Windows用のGoogleドライブアプリをインストールすると、Google Drive 専用フ
ォルダがマイ ドキュメントに作成されます。
特徴は、ファイルをメールに添付して送信する必要がなく、Gmail で Google ド
ライブからのリンクを送信すると、全員が同じファイルの同じ版に自動的にアクセ
スできることです。
Google Driveの詳細は、下記を参照して下さい。
https://drive.google.com/start
5.Yahoo!ボックス
Yahoo!JAPANが提供しているオンラインストレージです。
無料で使用できる容量は5Gまでです。
※プレミアム会員は50Gまで無料で使用できます。私は、Yahooオークションを
利用しているので、以前からプレミアム会員になっていたので登録したら50G使
用可能になりました。
1ファイルのアップロード容量は不明(公開されていない)ですが、パソコン用
アプリからアップロードした場合のみ5Gまで可能とサイトには表記されています。
登録するには、Yahooのアカウントが必要です。
パソコン用アプリをインストールするとマイ ドキュメントに専用フォルダが作成
されます。
スマホやタブレット用のアプリもありますので、各デバイス間での共有が可能
です。
Yahoo!ボックスの詳細は、下記を参照して下さい。
http://box.yahoo.co.jp/promo/
6.Nドライブ
NHN Japanが提供しているオンラインストレージです。
※無料通話・無料メールアプリ、LINE(ライン)を提供している会社です。
無料で使用できる容量は30Gまでです。
1ファイルのアップロード容量は4Gまでです。
登録には、NAVERアカウントが必要ですが、livedoorやFacebookやTwitterのIDで
も利用登録できます。
専用アプリのNドライブエクスプローラーをインストールするとマイ コンピュー
タのネットワークドライブが作成されます。
特徴は、オンライン上でワード、エクセル、パワーポイントのファイルの閲覧が
ドキュメントビュワーで表示可能なことです。
スマホやタブレット用のアプリもありますので、各デバイス間での共有が可能で
す。
Nドライブの詳細は、下記を参照して下さい。
http://ndrive.naver.jp/
<最後に>
紹介したのは私が使用しているオンラインストレージで、この他にもいろいろ無
料で使えるオンラインストレージサービスが数多く提供されています。
ネット利用の環境は、様々なデバイスで使用するようになりました。
データを無駄なく、素早く使うこと、そして、みんなで共有することが、これか
らはもっと求められるでしょう。
これからの時代は、クラウド(雲、インターネット上にデータを置くこと、サー
ビスを利用すること)の時代です。
各オンラインストレージには、紹介したようにそれぞれ特徴がありますので、自
分にあったものを選び、賢くオンラインストレージを使いましょう。
私の知り合いに、昨年の東日本大震災の被害にあった方がいます。
ビデオの作成、編集をされていた方です。
避難されて、我が家に尋ねて来たときに伺ったのことは、津波でパソコンもデー
タも全て流失してしまったと言うことでした。
もし、オンラインストレージ上にデータをアップロードしてあったなら失わなか
ったのにと漏らしていました。
オンラインストレージは、貴重なデータのバックアップとしても利用価値がある
と言えるでしょう。
最後の最後に、私の賢い利用方法は気に入ったオンラインストレージのアカウン
トを複数取得してアカウント別に使い分けていることです。
以上
□====================================
■
□ 参考情報・資料
■
□====================================
●インストールするだけでパソコンの消費電力を3割削減
「Windows PC 自動節電プログラム」
パソコンは東京電力が供給する地域だけで、約2455万台が動作していると推定さ
れます。
すべてのパソコンが省電力設定なしで稼働したと仮定すると、その消費電力は
約120万キロワットになると言われています。
これをOSの設定変更だけで約35万キロワットも削減できるのです。
福島第一原子力発電所の1号機、沸騰水型軽水炉の出力は46.0万キロワットです。
このプログラムを提供するのは日本マイクロソフトです。
詳細は下記参照
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/special/20120904/1061923/?P=1&set=ml_a