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下呂市で講演します。下呂市社会福祉協議会主催の「福祉のまちづくり講演会」。演題は「「支え合いを生きがいに!支え合いのあるまちづくり」」。
日時は、7月25日(月)19:30〜21:00(開場19:00)
「時間」は、あっというまに過ぎ去っていきます。
そして、過ぎ去った時間は二度と戻りません。
また、この時間の積み重ねが人生を決めてきたのです。
人生とは生まれてから死ぬまでの時間であるのです。
したがって、時間を如何に有効に活用するかによって、私たちの人生は素晴らしいものにすることができるのです。
この「時間」の使い方、生かし方を工夫するのが「人生設計」であるのです。
今回は、この「時間」について、一緒に考えてみたいと思います。
人生設計するうえでは、先ず最初に自分の人生時間を知っておくことが必要です。 人生時間は次のように算出します。(ここでは、人生を80年として計算しています)
(80−現在の年齢)×365日×24時間=@人生時間
人生時間には大きく分けて、睡眠、食事、入浴等、生活に絶対必要な生涯生活必要時間と拘束性の高い労働時間の生涯労働時間があります。そして、その残りが自由に活用できる時間の生涯自由時間なのです。
生涯生活必要時間(一日の必要生活時間の目安は8〜10時間ですが、ご自身の時間を計算して記載しましょう)
(80−現在の年齢)×365日×1日の生活必要時間=A生涯生活時間
生涯労働時間(一日の労働時間数、一年間の労働日数、何歳まで働くかは、ご自身の現状や考えで記載しましょう)
(引退年齢−現在年齢)×1日の労働時間数×1年間の労働日数=B生涯労働時間
生涯自由時間(自由に活用できる時間)
@人生時間−(A生涯生活必要時間+B生涯労働時間)=C生涯自由時間
人生時間とその配分について確認できましたので、これを全体像より観てみましょう
人生時間、人生時間の配分、人生時間の全体像をみて如何でしたか。もうすでにお気づきのことと思いますが、生活必要時間や労働時間は決まった時間であり工夫する要素の少ない時間だということです。
そうすると、人生設計するうえで大事なのは、自由に工夫できる「自由時間」なのです。
この自由時間をどのように活用するかが、人生をより豊に、そして活力のあるものにしてくれるのです。
あなたは、自由時間をどのように活用していますか。
無駄にしていないかどうか、じっくり検討してみましょう。
一つは、全体像の自由時間@の部分で、この部分は現役中に自由時間をどのように活用しているか、ということです。
活用することによって、人生のゆとりや活力が生じますので、是非活用することをお勧めします。
活用するに当たっては、下図「自由時間にできる活動領域」のようにさまざまな活用方法があります。
二つ目は、全体像の自由時間Aの部分で、この部分は就労(労働)から引退した後の自由時間をどのように活用するか、ということです。
現役中とは違って、かなり多くの自由時間が生じます。
この自由時間を有効に使えないと、生き活きした人生は送れないでしょう。
三つ目は、全体像の自由時間Bの部分のように、引退後も何らかの労働をしながら自由時間を活用するパターンです。
「仕事が生きがいだ。」という方には、ちょうど良い活用法です。
但し、ここでの働きかたが問題になります。
ここでは、現役中のような働き方でなく、体に無理のない仕事もよいでしょう。
地域や社会の為になる仕事をすることもよいでしょう。仕事と趣味が一緒だというのも良いでしょう。
それから大切なことは、引退後に生きがいの持てる仕事をしたいとか趣味の活動を行いたいいっても、引退後に直ぐには活動できないものもありますので、やはり現役中から準備するか身につけておくことが大事であるといえます。
ライフワークがあると良いといわれるのもそのためです。
この機会に、あなたの自由時間の活用状況はどの程度なのか。
また、活用の領域はどこなのか。他の領域の活動にも活用することは可能なのか。
考えてみませんか。
1.休息・気晴らし型 | 散歩、ゴロ寝、テレビ鑑賞、おしゃべり、団らんなど |
2.娯 楽 型 | パチンコ、カラオケ、観光旅行、映画鑑賞など |
3.趣味・スポーツ型 | 茶道、華道、料理、釣り、ジョキング、水泳、登山、ゴルフ、テニス、スキー、ダンスなど |
4.自己啓発型 | 学習活動、技術研修、資格取得、調査研究活動など |
5.地域活動型 | 環境美化活動、街づくり活動、自治会活動、PTA・子供会育成活動、趣味・スポーツの指導など |
6.社会貢献型 | NPO・ボランティア活動、環境保護活動、リサイクル活動、福祉活動 |
※ この他に、生産活動や宗教活動や政治活動があります。 |
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