人生設計で大切なものに”ゆとり”があります。”あくせく働くライフスタイルから“生活を豊かにエンジョイする、”ゆとりあるライフスタイル“がいま求められています。
今回は、”ゆとりあるライフスタイル“に不可欠な、5つの要素について提案いたします。
いま、“あくせく働くライフスタイル”から“ゆとり豊かに生活をエンジョイするライフスタイル”が求められています。
快適生活は“ゆとり豊かな生活”から得られるものです。そこで今号では、この「ゆとり」について提案したいと思います。
「ゆとり」と言えば、先ず挙げられるのは「お金」のゆとりが挙げられます。
ところがお金で買えないものも沢山あります。
また、お金の使い方によっては逆に、お金のために本当の「ゆとり」を失わしてしまっていることが多々あります。
自分がお金に使われていることはないか。
お金至上主義で「ゆとり」を失っていないか。
多くあるに越したことはありませんが、本当に生きたお金として使われているか考えて見ることが大事でしょう。
それから、「ゆとり」あるお金の使い方は、マイナス指向でなくプラス指向が最も大事です。
そのためには、計画を低く抑えておき、まだ使えるという余裕を持つことで「ゆとり」も出てくるといえるでしょう。
次に「ゆとり」に必要なのは「時間」です。
自分の自由になる時間を創りだすのは難しいものです。
忙しく動き回る毎日の中から、如何に工夫して時間を創るかということでしょう。
「ゆとり」の時間は、余った時間でなく何とか工夫して創りだすものです。
毎日の生活、一週間の計画、一ヵ月の計画、一年の計画の中から優先的に創りだそうとしないと創れないものと言えます。
それから「ゆとり」に必要なのは「空間」です。
「ゆとり」のためには、心休める場所やリラックスできる場所、趣味などに没頭できる場所、気分転換できる場所などが必要です。
このような場所、いわゆる空間を幾つお持ちでしょうか。
家庭内や地域内や職場内にありますか。旅行で遠く離れた場所に行くのも良し、ドライブも良し、ゴルフ場でも良いでしょう。
そういう空間が「ゆとり」には必要なのだと言えます。
また、こうした空間は自らが発見し、そして創っていくものでもあります。
そして「ゆとり」に最も大切なのは「こころ」です。
良く一口に「心のゆとり」と言いますが、この「心のゆとり」づくりは、なかなか難しいものと言えます。
生活や人生の充足感、満足感。常に追われていない余裕のある発想や態度。
人への愛や広い心や慈しみ。
こころに響く音楽、感動する映画、こころに染みる詩などに触れたとき。
本物や自然に触れたときの感動。生きがいややりがいの得られている状態。
人から受ける愛や友情による幸福感。
などと「心のゆとり」は、心で感じられるものを持つことと言えます。
つい忙しさのなかで、この「心のゆとり」を振り返ってみることが少ないのではないでしょうか。
本当の「ゆとり」は、この「心のゆとり」にあるとも言えるでしょう。
最後に「ゆとり」に必要なのは「行動」です。
「ゆとり」について考えてみる。思ってみる。
これだけでは「ゆとり」は得られません。
そのためには、日常の生活の仕方を、ちょっと変えてみる。
新しいことにチャレンジしてみる。
ものの観方、発想を変えてみる。
仕事と自分の関係を見直してみる。
行動パターンを変えてみる。
こうしたことを、具体的に行ってみることが「ゆとり」づくりには不可欠なのです。
そしてできれば計画的に、習慣的に行えれば、さらに十分な「ゆとり」が得られることになるでしょう。
2008年3月に東京都が「健康に関する世論調査」で「こころのゆとり」について、調査の結果を下記のように報告しています。
毎日の生活のなかでこころのゆとりを持つことができているか聞いたところ、『持つことができている(計)』は76%、『持つことができていない(計)』は24%となっている。
性・年齢別にみると、『持つことができている(計)』は女性の60代が8割台で最も多くなっている。 一方、『持つことができていない(計)』は、女性の30代、40代と男性の40代で3割を超えている。
職業別にみると、『持つことができている(計)』は主婦で8割台と高く、『持つことができていない(計)』は販売・サービス職で3割台となっている。
共働きの有無別にみると、『持つことができている(計)』は共働きを“していない”人では8割近くと“している”人より高くなっている。
ライフステージ別にみると、『持つことができている(計)』は高齢期、家族成熟期では8割を超えているが、家族成長後期で6割半ばとなっている。
健康状態にみると、『持つことができている(計)』は健康状態が“よい”という人では8割半ばで、健康状態がよい人ほど多くなっている。
情報の出所:「健康に関する世論調査」(新規ウィンドウで開く)
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